ある在日コリアンの位牌 -5ページ目

ドラマ「フルハウス」

フルハウス  


 雨の降る日。天を見上げ、降りしきる雨に打ち濡れたい。

 そんな時ってないですか? (笑)。


 実は、私は今そんな状況です。

 なぜなら、韓国ドラマ「フルハウス」(2004年、KBS、全16話)が、佳境に入っていて、感情移入してしまったからです(笑)。


 韓ドラの御多分にもれず、突っ込みどころもあるドラマですが、素早い展開でグッと引き込まれ、不自然さを感じません。出演者たちの相手を思う恋心が行ったり来たりして、じれったく、イライラ。「やめられない止まらないっ かっぱえびせん」のようなドラマです。


 この2日間、睡眠時間は平均2時間(よい子の皆さんは決してマネしないでください!)。今日も多分そうでしょう。とにかく今夜で終了すると思います(終了してくれないと困ります(^^;)

 仕事にとても影響が出ています。「韓ドラ症候群」怖いですね~。


 続き、体調が戻ったら書き加えます。ではー、はぁ~。


《7日、書き込みです》

 ということで、べにまとさん始め、皆様ご心配おかけしました。ドラマ観賞途中、睡眠不足のためか頭痛がしだし、血管が切れそうに(笑)。冷えぴたを額に張りながらの観賞(今、思えばそこまでするかっ!って感じです。笑)。

 しかし、皆様のご忠告で我に返り、睡眠を取りながら観賞を終了しました。おかげさまで「韓ドラ観賞」しないですみました。ありがとうございます☆


 それにしても、面白いとは聞いていましたが、このドラマもツボに嵌りました。

 (ヨンジェ役)とソン・ヘギョ(ジウン役)、とっても似合いのカップルでしたね! 特にソン・ヘギョは、ドラマ「秋の童話」の可憐なイメージを、いい意味でぶっ壊してくれました(笑)。

 

 ところで、ソン・ヘギョの幼なじみのカップル、ドウァン(ドンウク役)とイ・ヨンウン(ヒジン役)は、はっきりいって懲りない面々というか、やってることが犯罪です(笑)。トラブル・メーカーというのでしょうか。でも、この二人はドラマを動かす意味で、おもしろい役どころでしたね。また韓国ドラマにありがちな強烈いじわるキャラがいないのも印象に残りました。

 そして、ハン・ウンジョン(ヘウォン役)とキム・ソンス(ミンヒョク役)には、是非、カップル誕生となってもらいたいです。


 最初、四角関係でどうなるかハラハラしましたが、ハッピーエンドでよかったです! ただの「ラブコメ」じゃない、この「フルハウス」。皆さんにも是非、お勧めします☆☆☆☆☆

キングレコード
レインズ・ファースト・ライブ・コンサート“レイニー・デイ”

映画「大統領の理髪師」

中村 祐介, イム チャンサン大統領の理髪師
ビデオメーカー大統領の理髪師
 
 この映画は、1960年代から70年代。李承晩大統領、朴正熙大統領、そして全斗煥大統領登場までの韓国の現代史を舞台としています。
 
 大統領官邸「青瓦台(チョンワデ)」がある孝子洞(ヒョジャドン)という町で、理髪店を営む平凡な市民ソン・ガンホは、 ひょんなことから朴正熙大統領の専属理髪師に。 それによって数々の出来事に巻き込まれていきます。
 特に1968年1月21日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のゲリラ部隊が大統領官邸である青瓦台を襲撃した事件は、韓国政権内に大きな衝撃を与え、レッドパージが行われます。その中にまだ小学生であるソン・ガンホの息子も……。
 拷問を受けた息子は、それが後遺症となって自分の足で立てなくなり、ソン・ガンホは息子のために、色々な漢方医などを訪ね治療を続けますが効果がありません。一方、ソン・ガンホは、息子をひどい目にあわされても大統領の理髪師を続けています。

 ある日、朴正熙大統領が暗殺される事件が起こり、それから全斗煥大統領の時代に。このとき再びソン・ガンホは青瓦台に呼ばれ全斗煥大統領の専属理髪師になるように勧められます。しかしソン・ガンホはこれを断ります。そして袋に詰められボコボコにされ車から放りだされるのでした。

 

 このソン・ガンホの言動は、新しい韓国の時代の訪れを感じさせるものです。
 そして、呼応するようにソン・ガンホの息子が自分の足で立てるようになります。奇しくもそれは、権力者に押さえつけられていた国民が自分の足で立ち上がることを象徴しているかのようでした。


 非常に重いテーマを全編にわたりユーモアとウィットを効かし作っており、重苦しい時代を生きた庶民の力強さも感じさせる内容となっています。

 ソン・ガンホの妻役に「オアシス」のムン・ソリ。監督は、この作品が初監督となるイム・チャンサン。第17回東京国際映画祭で最優秀監督賞と観客賞の2冠に輝いたのも納得の作品です。


余談 : いわゆる「開発独裁」と呼ばれる朴正熙大統領の時代は、功罪ありますが、韓国経済の基盤を作り上げたとして、韓国内では、日本で考える以上に高く評価されています。

【追記】
 先月末(9月30日)のアメーバブログの総合ランキングは508,988人中、636位でした(9月30日のランキングは翌日10月1日に反映)。

 このブログは、毎月アメーバブログ総合ランキングの1,000位以内を目標に運営しています(毎月リセットされます)。9月も目標を達成することができました。これもひとえに、ご訪問くださった皆様のおかげです。ありがとうございました☆

四天王寺ワッソ

四天王寺ワッソ  

 大阪のお祭り「四天王寺ワッソ」が下記の通り開かれます。「四天王寺ワッソ」とは、古代東アジアの交流を雅やかに再現したお祭りです。

 

 今年は「日韓友情年2005」の記念イベントとして開催。私も子供のこずかい程度ですが寄付させて頂いています(^^;

 関西地域の人は、是非、お出かけくださいね。

 11月3日のプレイベントには、パフォーマンスグループ「NANTA(ナンタ)」の公演なども格安でご覧になれますよ☆


●前夜祭(プレイベント)

   2005年11月3日()文化の日

   大阪国際交流センター


●四天王寺ワッソ

   2005年11月6日(

   史跡難波宮跡公園

なお、詳細・お問い合わせは下記まで↓

☆四天王寺ワッソ http://www.shitennoji-wasso.com/outline/index.html#top

☆NPO法人 大阪ワッソ文化交流協会http://www.npo-osaka-wasso.org/

映画「バンジージャンプする」

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
バンジージャンプする

 「バンジージャンプする」という映画タイトル、とても秀逸である。韓国映画のタイトルには一つのセンテンスになっているものが多い。当初、韓国映画のタイトルの付け方に、とても新鮮な感覚を抱いたのを思いだす。

 ふと思い浮かぶもので、ずっと前に見た韓国映画 「旅人は休まない」とか、このブログでも紹介している「達磨はなぜ東へ行ったのか」などが印象に残る。


 ところで、この作品の舞台は1983年のソウル。イ・ビョンホンとその恋人のイ・ウンジュの大学時代から物語が始まる。

 偶然ではなく、必然といえる2人の出会いは、まるで運命の糸で結ばれていたかのようで、深く愛し合うように。そして永遠の愛を誓う。

 しかし、イ・ビョンホンが韓国男子の義務である軍に入隊することになり、しばしの別れに。イ・ビョンホンは入隊の日、約束場所のヨンサン駅でイ・ウンジュを待つが、イ・ウンジュがヨンサン駅のホームを訪れることはできなかった……。


 月日は流れ2000年、高校の国語教師となったイ・ビョンホン(妻子持ち)は、自分のクラスのある男子生徒の存在から、魂を徐々に過去へと遡らせる。そして、苦悩の中、あることに気づいた!

 魂の導きは、さらに驚く結末へ……。


 社会的な視点も持ち、人間の魂とは何なのかを考えさせてくれる作品。東洋思想にある「輪廻転生」と、「因縁」という言葉の意味、その世界観を深く考えさせられる。

 「愛するために愛するのではなく、愛さずにはいられないから愛する」といった言葉が熱を帯びて2人を包む。


 映画のエンディングについては議論を含むと思うが、問題を提起する作品。評価に値する映画である。監督は、これがデビュー作となるキム・デスン。


 最後に、実際、人生のバンジージャンプをしたイ・ウンジュに対し、心からの冥福を祈りたいと思う。


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ペ・ヨンジュン来日を振り返る

HOT CHILI PAPER編集部HOT CHILI PAPER Vol.30
 
 ちょっと遅いですが、 ヨン様(ペ・ヨンジュン)が来日した8月29日から今月9月4日までのトピックスと映画「四月の雪」について、日本のメディアが報道した記事を整理して振り返ってみたいと思います。
【極秘なのに成田空港にファン600人】
 まず8月29日、主演する最新映画「四月の雪」のPRイベントのため、韓国から成田空港に到着。 極秘だったのに成田空港にヨン様家族(=ファン)が600人集結
 どうやって情報収集したのでしょうか。ファンの情報収集力って国家の情報機関よりすごいかも? です(笑)。 ちなみに、この日はヨン様の33歳の誕生日

【有楽町が女性で埋め尽くされる】 

 30日、東京・有楽町の「国際フォーラム」で行われたヨン様主演映画「四月の雪」の特別試写会でヨン様が舞台あいさつ。会場入りしたヨン様のファン5000人のほか、抽選にもれた4000人が会場外に殺到。沿道や駐車場入り口が見えるJR有楽町駅のホームまでファンで埋まり、警察などが500人態勢で警備した。

 普段、有楽町はサラリーマンの街ですが、この日ばかりは街の色が変わり女性で埋め尽くされたようです。


【韓流最大のファンイベント2万5千人。全国6都市サテライト中継5000人。グッズ売上1億円を突破】

 31日、さいたま市の「さいたまスーパーアリーナ」で行われた「四月の雪」(9月17日公開)公開記念イベント。会場には2万5000人のファンが詰め掛け、場外にも3000人のファンが押し掛ける。イベントの模様は全国6都市にもサテライト中継され5000人が見守る。会場ではグッズが争奪戦となり、売り上げは1億円突破のケタ外れ。
 

【記者会見に1100人のマスコミ。史上最大規模】

 9月1日、都内ホテルで「四月の雪」のペ・ヨンジュン、ソン・イェジン、ホ・ジノ監督、3人そろっての記者会見が行われる。
 集まった取材陣1100人。TVクルー90台、スチールカメラ300台、記者700名と配給元のUIPが始まって以来の史上最大規模。午後2時からの会見に、午前6時から駆けつけたカメラマンもいたという。


【オリコンDVDチャート1位】
 13日発表のオリコンDVDチャートで、9月17日に公開のペ・ヨンジュン主演2作目となる映画「四月の雪」のドキュメンタリーDVD「ドキュメンタリー 四月の雪 ペ・ヨンジュンに魅せられて」が6.7万枚を売上げ、初登場で首位を獲得。韓国関連DVD史上初となるDVD総合チャート首位獲得を果たす。
 また、映画の本編以外を収めたメイキング作品によるDVD総合チャート首位獲得も史上初

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

ドキュメンタリー四月の雪 ペ・ヨンジュンに魅せられて

【「四月の雪」前売り15万枚完売。アジア10カ国で同時公開】

 「四月の雪」はすでに15万枚の前売り券を完売し、9月17日のアジア10カ国での同時公開も。


【日比谷スカラ座、グッズ売り上げが1日で1000万円。劇場始まって以来最高】
 公開初日(17日)。ヨン様の手形が展示された東京・日比谷スカラ座では、劇場前に約300人が長蛇の列。関係者は「普段の静かな映画館が一変してイベント会場になったようです」とうれしい悲鳴を上げ、 この日のグッズの売り上げは劇場始まって以来最高となる1000万円へ。


【韓国映画史上最高となる30億円見込み】

 17日、全国400スクリーンで公開され、初日から21日までの5日間で約58万人を動員した「四月の雪」。日本の配給元であるUIPによると、すでに興収7億円を突破し、最終的には日本で公開された韓国映画史上最高となる30億円に上る勢い。

 しかし日本以外では、あまり振るわない状況とも。


 以上、駆け足で見てみましたが、史上初の記録を打ち立てているものもあり、正しくヨン様人気の熱風を感じるものでしたね。


サントラ, チョ・ソンウ, ウ・ソンミン
四月の雪 オリジナル・サウンドトラック
オムニバス
四月の雪・悲しき恋歌・甘い人生[韓流シネマ・TV]ピアノ&ストリングス
オルゴール四月の雪・悲しき恋歌・甘い人生[韓流シネマ・TV]オルゴール
韓国映画サントラ四月の雪 OST (CD+DVD) (台湾盤)
韓国映画サントラ四月の雪 OST (CD+DVD) (韓国盤)

ホ・ジノ, キム・ヒョンギョンノベライズ 四月の雪
ホ・ジノシナリオ 四月の雪 韓国語完全対訳
康熙奉人はなぜペ・ヨンジュンに惹かれるのか
ムン イルソク
ヨン様の作り方―「ペ・ヨンジュン」を生んだ12人の証言
増刊 It's KOREAL (イッツコリアル) 10月号 ペ・ヨンジュン来日速報 [雑誌]

長州力(ちょうしゅうりき)

ビデオメーカー長州力2
 今日は、プロレスラーの長州力(1951年、山口県生まれ)について。 彼については、印象に残っていることがあります。
 ずっと前になりますが、テレビ朝日の番組「朝まで生テレビ!」というのがあり、在日がテーマとなっていました。スタジオには在日の若者たちがいっぱい。
 そして、番組が進行している途中、突如、長州力が現れたのです。ゲスト予定にはなかった飛び入り参加でした。
 彼は、自身も在日(在日韓国人2世で民族名は郭光雄)であり、テレビを見ていて、いてもたってもいられなくなってテレビ局に駆けつけたようなことを言ってました。
 その時、とても熱き人だなーと感じたのを思いだします。

  

 もともと柔道をしてたそうですが、高校生になってレスリングへと転向。専修大学在学中にアマチュアレスリング全国大会ジュニアヘビー級で優勝、またミュンヘンオリンピック(1972年)のときには韓国代表としてオリンピックに出場しています。

 

 大学卒業後、スカウトされ「新日本プロレス」へ入門。『革命戦士』のニックネームとともに時代の寵児となり、その後、紆余曲折がありましたが、現在はプロダクション「リキプロ」で興行を行っています。


 ところで、以前、在日韓国青年会の会報誌「アンニョン!」を見つけ、その中に彼のインタビュー記事を発見、読みましたが、在日2世の生き様を感じるものがありました。

 彼はインタビューの中で自分の娘についても触れており「帰化すると言っても特に反対はしないですね。本人がよく考えた上だったら。いつか国籍とかは関係ない時代、世の中が来るんじゃないかな…。でも子どもたちのアイデンティティーだけはしっかりさせたい」と語っていて印象深かったです。


 なお、来月の10月6日
 RIKIPRO後楽園ホール大会
 リキプロ VS ビックマウス、アパッチプロレス 二大決戦
 がありますから、プロレスファンの方は、是非どうぞ。 詳しくは↓へ

 ☆RIKIPROオフィシャルサイトhttp://www.rikipro.com/index2.html



【長州力の主な獲得タイトル】

 ☆IWGPヘビー級選手権(第6、8、12代王者)
 ☆IWGPタッグ選手権(第8、10、30代王者)
 ☆WMGタッグ選手権(初代王者)
 ☆WWFインターヘビー級選手権
 ☆PWFヘビー級選手権(第11代王者)
 ☆インターナショナルタッグ選手権(第35代王者)
 ☆グレーテスト18クラブ選手権(初代王者)
 ☆UWAヘビー級選手権
 ☆UWAタッグ選手権
 ☆第6回G1クライマックス優勝
 ☆SGタッグリーグ戦Ⅱ優勝(現G1タッグリーグ)
 ☆東京スポーツプロレス大賞年間最高試合賞(83年、84年、93年)

辻 義就反骨イズム―長州力の光と影
ビデオメーカー闘魂Vスペシャル 長州力
ハピネット・ピクチャーズ長州力 DVD-BOX
ビデオメーカー長州力の凄み!
ビデオメーカー闘魂V3シリーズ Vol.4 長州力
ビデオメーカー闘魂V3シリーズ Vol.9 長州力(プレミア版)
ビデオメーカー長州力 革命戦士伝説
ビデオメーカー激白~長州力の30年
長州 力期間限定 長州力
ビッグレスラー編集部
革命戦士 長州力―ビッグレスラー ファイティング・グラフィティー
長州 力これが俺のやり方だ!―革命戦士との訣別
真樹 日佐夫, 森村 たつお
風雲プロレス30年 10 アントニオ猪木&長州力の巻―力道山からタイガーマスクまで (10)
真樹 日佐夫, 森村 たつお
風雲プロレス30年 12 長州力&二人のタイガーマスクの巻―力道山からタイガー・マスクまで (12)
長州 力, 金沢 克彦
時間無制限14本勝負「おい、金沢」―長州力VS金沢克彦
長州 力全面戦争だプロレス―長州力の一人一殺
松浪 健四郎長州力・野獣宣言
長州 力必殺ラリアット宣言―長州軍団の闘争
シーズ燃える!長州力

秋山成勲(あきやま よしひろ)

秋山

 昨日、紹介した『HERO'S』の韓国開催(11月5日or 6日)で参加選手の一人に挙がっている秋山成勲(1975年7月生まれ)。

 柔道選手として国際大会で数々の優勝を遂げている彼は、大阪市生野区出身で在日韓国人3 or 4世。清風高校、近畿大学と進み、大学卒業後は、韓国語もわからないまま韓国・釜山に渡り、市役所に勤務しながら2000年、韓国代表として「韓国国際」で優勝しています。

 

 また2001年には、日本国籍を取得して、「講道館杯」 「2002年日本国際」 「フランス国際」 「釜山アジア大会」などで立て続けに優勝し、日本柔道界を代表する選手として名を轟かせました。

 そして2004年7月、柔道界を引退しプロ格闘家へと転向、現在に至っています。


 秋山選手がユニークなのは、韓国と日本の両方で、国の代表として国際大会で優勝していることです。一粒で二度おいしいとは、このことでしょうか(笑)。私は、そのように考えたいです。


 釜山アジア大会での決勝戦、相手は韓国の選手。日本代表として秋山選手が韓国の安選手を破り優勝。表彰台で「君が代」が流れた。

 「複雑な気持ちでした。ただ国籍は関係ないと主張したい。柔道を通し2つの国がもっと仲良くなればいい」といった秋山選手の言葉に、「秋成勲(チュ・ソンフン)と「秋山成勲(あきやま よしひろ)」との間で揺れ動き、苦悩し、そして葛藤をくぐりぬけた真の強者の姿を見る思いがしました。


 ちなみに秋山選手の趣味は、サーフィンだそうです^^

前田日明(まえだ あきら )

佐々木 徹無冠前田日明

 元プロレスラーで、現在、総合格闘技『HERO'S』のスーパーバイザーを努める前田日明が、『HERO'S』の韓国進出を発表しています。日時は2005年11月5日or 6日で調整中。場所は今年3月にK-1韓国大会が開催されたソウルのオリンピック体操競技場。

 参戦予定選手として、秋山成勲、キム・ミンス、金原弘光、山本宜久、宮田和幸、中尾芳広の6選手の名前が挙がっているようです。

 私も詳しくは知らなかったのですが『HERO'S』は、激戦区と呼ばれるミドル級の世界王者を決める総合格闘技なのですね。

ポニーキャニオンK-1 HERO’S
ポニーキャニオン
HERO’S 2005 ミドル級世界最強王者決定トーナメント開幕戦

 前田日明(民族名は高日明=コ・イルミョン)は、25歳のときに日本国籍を取得しているのですが、彼が在日韓国人出身であることを知ったのは、ある在日韓国人系新聞社とのインタビュー記事からでした。前田日明は自身の引退で在日であることを明かすようになったそうですが、直接の契機となったのは、帰化同胞の新井将敬議員の自殺(1998年)だったそうで、その内容が印象に残っています……。


プロフィール:大阪市出身で1959年1月生まれ。1977年に新日本プロレスにスカウトされ入団。1988年にUWFを旗揚げし、1991年には総合格闘技『リングス』を設立、代表を務めた。


☆HERO'Sオフィシャルウェブサイトhttp://www.so-net.ne.jp/hero-s/


佐々木 徹禁談―前田日明 究極の因縁対談三本勝負
前田 日明, 福田 和也真剣勝負
紙の前田日明―インタビューという名のエネルギー史!
前田 日明パワー・オブ・ドリーム
前田 日明格闘王への挑戦
完全無欠の前田日明読本
前田日明メモリアル 1 黎明編 (1)
前田日明メモリアル 2 神話編 (1)
前田日明メモリアル 3 完結編 (3)
前田 日明最強の自分をつくる―オーバー・ザ・レブ・リミット
ミスターX最後のカリスマ・レスラー 前田日明の真実
原 康史, みのも けんじ
プロレス・スターウォーズ 7 格闘王・前田日明ウォーリアーズ (7)
前田 日明真格闘技伝説 RINGS
田中 正悟
背中合わせのアキラ―前田日明の本気スピリット&僕の希望スピリット
前田 日明誰のために生きるか―自分が強くなる人生論
前田日明超語録集
ローリングストーン前田日明よ、お前はカリスマか!―UWF神話は、まだ終わらない!
テイチクエンタテインメント
RINGS メガバトルトーナメント1996ーパーフェクトコレクションー
ビデオメーカー前田日明 戦いの証・地の章
ビデオメーカー
前田日明VSカレリン 1999.2.21 横浜アリーナ
ビデオメーカーRINGS 1991-2002
テイチクエンタテインメント
RINGS メガバトルトーナメント1996ーパーフェクトコレクションー
ビデオメーカー前田日明 戦いの証・天の章
ユニバーサルミュージックRISE FIGHT

映画「祝祭(チュッチェ)」

ビデオメーカー祝祭

 韓国のお葬式の様子を描いた映画。監督は「風の丘を越えて~西便制」のイム・グォンテク


 ソウルで生活するアン・ソンギ(小説家)のもとに母親の死を知らせる電話が鳴った。アン・ソンギは、妻子と共に母の暮らしていた田舎へと車を走らせる。

 アン・ソンギの母親の葬儀の様子が、まるでドキュメンタリー映画のように描かれており、資料的な価値は高い。

 

 そんなドキュメンタリー調の作品に、葬儀に集まった人々の人間模様を絡ませており、このあたりは「お葬式」(1984年、伊丹十三監督)を彷彿させる。


 ストーリーは、実際の葬儀の一部始終と、アン・ソンギが母親のために書いた童話の話が織り交ざりながら展開する。

 アン・ソンギの姪として「風の丘を越えて~西便制」のオ・ジョンヘが登場するが、彼女の登場で親族の間に軋轢が起こって……。


 在日コリアン、また韓国の風習・風俗などを研究している人には、是非、お勧めしたい一本である。葬儀の様子から、韓国の儒教が、戒律また宗教であることを感じさせられる。


 葬儀の行列の中、アン・ソンギが腰をかがめ、つえをついて、まるで老人のように列に加わり歩いている姿は、韓国の死生観を感じさせる1コマでもあった。

映画「黒水仙」

ワーナー・ホーム・ビデオ黒水仙 特別版

 この映画、前半かなり飛ばします。緊張感もありスキもない。これはすごい映画になるかも? と思ったのですが、後半パターンが変わってしまい、よい作品なのに少し惜しい気がしましたが満足です。サスペンス・アクション・ラブストーリー。


 鑑賞中は、悲しくも何ともなかったのですが、しばらく経った後に、時代に翻弄されたとても悲しい純愛の話だったと実感しました。

 出演は、『イルマーレ』のイ・ジョンジェ(オ刑事役)、『モーテルカクタス』のイ・ミヨン(ソン・ジヘ役)、『太白山脈』のアン・ソンギ(ファン・ソク役)、『アナーキスト』のチョン・ジュノ(ハン・ドンジュ役)など。監督は『ディープ・ブルー・ナイト』のペ・チャンホです。


 ストーリーの原点となるのは半世紀前、朝鮮戦争中の巨済島(コジェド)という島の捕虜収容所。

 国連軍最大のこの収容所には数万、十数万といわれる朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)・中国・韓国内の共産軍捕虜が収容されていて、同じ共産主義者でも思想が異なり、捕虜同士の抗争、暴動によって実際、死傷者なども出ていたそうです。


 映画で、この捕虜収容所に収容されている人民軍やパルチザンの脱出を手引きをするのが、南朝鮮労働党(南労党)幹部の娘のイ・ミヨン。

 イ・ミヨンの父は南労党幹部であったため処刑され、彼女は父の意志を継ぎ「黒水仙」という暗号名を持って活動を続けている。

 そのイ・ミヨンの恋人が、アン・ソンギ。

 アン・ソンギは小作人の息子で、裕福な家の娘であったイ・ミヨンに恋心を抱いていたが、身分の違いにより、その思いは押し殺したままに。しかし共産主義思想は、彼が愛する人を、愛してもいい自由を与えてくれアン・ソンギは共産主義者となる。

 しかし2人は反体制の嫌疑をかけられ追われる身に。戦火の中、捕らえられ「生きてもう一度会おう」と誓う。


 ある日、50年間、独房に収監されていたアン・ソンギが釈放される。時を同じくして、ソウルを流れる漢江に男の死体が一体が浮かび上がる。その男は、朝鮮戦争のときに脱出捕虜の検挙をしていた人物だった。

 

 イ・ジョンジェは、殺された男の家に残された色褪せた写真を手がかりに、その写真が撮影された巨済島へと向かう。

 そして50年間、愛を貫き通した男女の悲しい物語を知ることに。最後は衝撃な結末が……。


余談 : 後半、九州の宮崎県が舞台となるシーンがあるのですが美しい場所です。是非、行ってみたいですね☆